２月下旬、伐採跡地にコナラ苗を植栽しました。

マルチキャビティコンテナという特殊な育苗コンテナで育てた苗を使います。普通のビニールポットなどとは異なり、縦長の容器で「空気根切り」という手法を採用しているため、根巻きがないすぐれた苗となります。

簡単な地拵えと、漁網を再利用した手作りの獣害防止ネットの設置をしてからいよいよ植栽です。傾斜が緩く肥えた土地で、またコンテナ苗ならではのコンパクトな根鉢のお陰で、サクサクと気持ちよく植えていくことができました。

将来はシイタケ原木にする予定で、まっすぐ育てるためにやや密植しています。

1月12～15日、田辺市本宮町で支障木伐採研修を行いました。講師は串本町のJ氏。

民家裏に生えている大きなコナラ2本とカシの木が対象です。近年普及しつつあるアーボリカルチャー(ツリークライミング)の技術を用い、安全を確保しながら木に登り、ロープで吊って屋根に落とさないよう切断して下す作業について研修しました。

最大20m近くある大木で、台風での落枝が心配されていましたが、一部の枝を除去したことで危険が減少しました。切断した枝のうち太いものは薪に、中くら いのものはシイタケのホダ木になりました。まだ上のほうの枝が残っていますがこちらは難度が高いため、来年度に除去する予定です。